⑫『敵には絶対言わないで。』
こんにちは、小野塚ノブオです。
大阪富田林警察署の留置場から容疑者が脱走、逃亡してる事件について。
本当は容疑者が逮捕されたタイミングでこの話題に触れようと考えてたのですが、現段階では逮捕は難しいのではないかと思ったので今回はこの事件について書いてみます。
事件の内容は誰もが知ってるとは思いますが、大阪の富田林署に拘留されていた容疑者が弁護士との接見後にアクリル板を蹴破って警察署から逃走。
その後、自転車や原付を盗んで引ったくり等を繰り返し、逃亡から1ヶ月たった現在もまだ行方をくらませてます。
実は僕も若い頃、何度か逮捕されて警察署の留置場に入った事があります。
逮捕されて48時間以内に送検されると裁判所から10日間の拘留を命じられます。
最初は10日なんですが更に10日づつ延長される場合が多い。
その間に何度も警察の取り調べを受けるのですが、外部の者と接して証拠隠滅を図る恐れがある者は取り調べが終わるまでは接見禁止になります。
それでも弁護士だけはいつでも何時間でも接見する事ができます。
一般の友人や家族などの接見の場合は接見時間も15分か20分くらい。
接見中はすぐ近くに「担当さん」と呼ばれる留置課の警察官が付き、会話の内容を聞いて何かメモしてる。
そして「あと5分」とか時間を告げられて時間が来たら僕らはまた手錠をかけられて留置場に連れて行かれます。
でも弁護士が面会に来た時は全然違います。
接見室の中に担当さんは入って来ませんし時間制限も無い。
富田林署の事件では弁護士が帰った後、容疑者はアクリル板を蹴破って接見者側の出口から逃げたとされています。
まず、あのアクリル板がはずれるとは知らなかった!よっぽどボロかったんじゃないですかね。
更に弁護士が部屋を出る時にドアを開閉するとブザーが鳴るはずだったのに鳴らなかった。
完全に警察署の大失態ですね。
やっちまったなあ!
弁護士先生もヤバいですね。
容疑者の言う事を信用したのでしょうが、帰る時に接見室に容疑者一人残して警察には何も言わずに帰っちゃった。
大失態です。
やっちまったなあ!
大きな事件で犯人がうまく逃げる時は、色んな偶然が犯人側に有利な方に重なるものです。
有名な三億円事件も同じ。
犯人に取ってラッキーな偶然が重なったんですね。
僕が最後に逮捕されたのはもう20年前になるのですが、当時は僕の記憶だと弁護士の接見の時は弁護士側のドアも外側から鍵がかけられて中からは出られない状態だったはずです。
接見が終わると弁護士がインターホンで「終わりました」と伝えて外から警察官がドアを開けてくれる。
今は変わっちゃったのかな?
警察署内のシステムは各署によって微妙に違うので何とも言えませんが。
樋田容疑者は逃亡中に知人に接触を試みて自転車に手紙を忍ばせてます。
「敵には絶対言わないで」と書いてあったとの事ですが、その知人はアッサリ密告しちゃいましたね。
もうそれじゃ知人でも友人でもないですね。
やっぱり犯人隠匿罪が怖かったのかな。
ラッキーが続いた後のアンラッキーでしたね。
でもここまで来ると逮捕は長期戦になるのではないでしょうか。
もし逮捕されたら刑は全部で10年くらい行くかもしれない。
逃亡した事を後悔してるんじゃないかな。
逃亡中に新たな被害者が出ない事を祈ります。
さて、
話しは変わりますが9月21日(金)に『カナリア時限爆弾十周年記念第二弾・荻窪慕情編』という企画をやります。
場所は荻窪クラブドクター。
18:30openで19:00start。
出演は 19:00~KABANE 19:45~マウンテンマウンテン 20:30~カブトラブマニア 21:15~カナリア時限爆弾
前売り¥2,000 当日¥2,300 drink¥500 openからstartまでは¥1,000で3drinkチケットが買えます。
マウンテンマウンテンとカブトラブマニアは普段から交流のある、お世話になってるバンドです。
KABANEは10年前に一緒にカナ爆結成に関わった増田恵一氏が率いるバンド。
カナリア時限爆弾には友達のたこボーが全曲ギターで参加してくれます。
なかなかのメンツだと思います。
ぜひ皆さん遊びに来て一緒に盛り上がって下さい!
ヨロシクお願いします。
0コメント