⑬『組織の利益と伝統』
こんにちは、小野塚ノブオです。
9月21日、荻窪クラブドクターでの「カナリア時限爆弾十周年記念・荻窪慕情編」に来てくれた皆さま、ありがとうございました!
正直、十周年企画2回目なので「お客さんガラガラだったらヤバいな」と思ってましたが、そんな不安を吹き飛ばす位な盛り上がりで本当に嬉しかったです。
ありがとう。
共演してくれた対バンはみんなカッコよかった。
僕らはバンド関係の仲間に恵まれてます。
良いバンドといつも接していると刺激を受けるので 、この関係は僕にとっては宝物ですね、マジで。
荻窪クラブドクターはカナ爆にとって活動拠点のような場所であり、スタッフの方々にはいつも世話になってます。
ありがとう。
メンバーのこの日のノリも良かった。
本番でリハ以上のモノが出来た感じ。
全曲ギターで参加してくれたたこボー、最高でした。
とても楽しい夜でした。
みんな、ありがとう。感謝。
さあ、それでは話しを変えて。
実はこの原稿を書いている現在の時刻は9月25日の19:30です。
今日はずっと雨でした。
今から数時間前に相撲協会の貴乃花親方が記者会見を開き、協会へ退職届けを出した事を発表しました。
事実上、相撲の世界からの引退です。
引退の理由はまず、弟子の貴ノ岩が日馬富士から暴行受けた事件について告発状を提出したのですが、その後、弟子の不祥事の責任を取る形で3月に告発状を取り下げました。
自身も理事の座を降ろされたわけですが、その事で8月になってから協会から「告発状は事実無根である」という通知が届き、それを認めなければ廃業しろと言われた事。
それに関して親方は告発状は取り下げたが内容が事実無根である事は認める事はできない、と。
更に無所属で一門に属していない貴乃花部屋は正式に認めてもらえないらしく、どこかの一門に入れてもらうためには告発状の事実無根を認めろと言われました。
親方として は弟子たちのために他の部屋に弟子たちを預けて自分は身を引くしかなくなった。
これは引退の理由としては大変理不尽な印象を感じます。
体力的な事でもなく、経済的な事でもなく、どちらかと言うと追い出された感じ。
何より貴乃花親方自身が一番無念だと思いますよ。
これこそパワハラじゃないのかなぁ?
相撲って国技だし伝統的な競技だし一般社会とは違う色んなシキタリがあって協会内部も不透明だし、 僕もあまり詳しくはないのですが、理不尽さを感じます。
一門というのは、ひとつひとつのチームがいくつか集まってる『○○連合』みたいなもんだと思いますが、なぜ一本独古じゃダメなのかな?
告発状にしても一門の件にしても、協会側からしてみたら貴乃花親方を必死で追い出そうとしてるように見える。
以前、僕はこのブログで個人は組織を破壊するチカラがあると書きましたが裏返せばその逆も言えます。
組織ってやっぱり改革をしようとする個人が怖いのです。
それは伝統を守るのとは意味が違います。
僕が子供の頃は外国人力士は大関の高見山くらいしかいませんでした。
でも今では外国人の横綱が記録を作ってる時代です。
明らかに色んな事が変わってきてる。
でも土俵の上で英語が飛び交ってたりドレッドヘアの力士がいたりはしないでしょう?
時代は変わってきても伝統は失われないのです。
組織が守ってるのは伝統ではなく、自分達の利益です。
その利益を脅かす者は消される。
イヤな世界ですね。
貴乃花親方は現役時代の取り組みで勝つ時には寄り切りという技で勝つ事が多かった。
これは正面から組んだ状態でチカラで相手を土俵の外に出す横綱相撲と言われる勝ち方です。
小細工をしない正々堂々とした大横綱でした。
相撲界から姿を消す事が残念でなりません。
色んな意見があるとは思いますが僕は大好きでした。
これからの相撲の世界がチンケな世界にならなきゃいいですけどね。
今日記者会見したばかりでこれからどーなるか分かりませんけど悲しいな。
まあ僕の勝手な偏見ですけど。
そんなわけで今回はこのへんで。
ライブも来月半ばまで入ってないので新曲でも考えよっと。じゃね👋
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