⑭『伊藤耕という人』


 こんにちは、小野塚ノブオです。


僕は19歳の時に初めて渋谷のクロコダイルという店でFOOLSのライブを観ました。


僕が19歳というと1984年。

インディーズ界ではハードコア系が全盛期で「宝島」とか「DOOL」とかの雑誌を見ながら僕は中野の線路沿いにあったオールディーズという自主製作盤を扱ってるレコード屋によく行ってました。


「シティロード」という雑誌で山口冨士夫氏のタンブリングスというバンドがクロコダイルで演るのを見つけて、僕は当時付き合ってた彼女を連れて行ったのかな。


タンブリングスは冨士夫さんが都合により出演できず青木真一氏が歌ってたと思います。


その対バンがFOOLSでした。そのライブは19歳の僕にとってかなり衝撃的なライブでした。全てが凄かった。


客の動員も凄くてライブハウス満タン。

入りきれない客が外の階段に座って中から漏れてくる音を聴いてる。

満員の客でギューギュー詰めになった状態で曲が始まると全員が踊り出す。

バンドが放つグルーヴ感が凄いのです。


僕は埼玉の田舎から渋谷のライブハウスに出かけるので、ナメられちゃマズいと思い革ジャンにブーツで行ったのですが・・FOOLSのヴォーカルの伊藤耕氏はステージの上でジャージにビーチサンダル。

ファンキーな曲で一曲の長さが長い!

当時は「WEED WAR」というアルバムが出たばかりで僕は「大人の不良だなあ」と思って憧れたものです。


それからは何度もFOOLSのライブを観に行き、知り合いの紹介で新宿ロフトのライブではローディーもやりました。


当時はローリングストーンズがまだ来日できない時期でしたが、僕はストーンズなんか来なくてもFOOLSの方が凄いと思ってました。


FOOLSに出会って自分の音楽も変化したし、考え方や生き方も影響受けたと思います。

そんなバンドに出会える事ってありがたい事だし幸せな事ですよ、きっと。


ずっと音楽を続けてきて後に耕さんとも友達になって、一緒にバンドもやったしカナリア時限爆弾のライブにもゲストで出てくれたりしました。


そんな伊藤耕先輩が亡くなってもうすぐ一年。


生前、縁のあった人達が集まって耕さんを偲ぶライブが企画されカナ爆も出演する事になりました。


10月15日(月)高円寺 稲生座

『酒飲んでパーティー』20:00~


10月16日(火)新大久保アースダム

『LONG LIVE ROCK伊藤耕』

open 19:00  start 19:30

マンホール、The-Ding-A-Lings、THE TRASH、イトウコウサンズ


10月17日(水) 阿佐ヶ谷 天

『みんなのROCK 耕に届け!』

open 18:30  start 19:00

マタ・ハリ、カナリア時限爆弾、ケイイチ(OK横丁)、ヤング・マインド・ソウル、レイカ(ゲットーズ)


10月18日(木) 阿佐ヶ谷 天

青木マリDuo+、朴保、ヤマト 他


17日と18日の天はライブ終了後、朝までセッションタイムです。


更に! 10月19日には久しぶりに恋の奴隷で荻窪クラブドクターの4 階『ドクターズバー』にてライブ。


詳細はホームページのスケジュールで確認してみて下さい。


是非ヨロシクお願いします。


僕は自分がまだクソガキだった頃に観たFOOLSのライブが未だに忘れられない。


それが自分が今でも音楽を続けている原動力のひとつになってると思ってます。


じゃー、またね👋


小野塚ノブオの警視庁24時

小野塚ノブオによる小野塚ノブオ目線のblogです。

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